令和の革命教員

学校教育はおかしいぞ

学校教育の問題点は20年くらい変わっていない

 こんにちは、とある革命教員です。

 今年からデジタル採点というものに挑戦しています。これまでテストの問題を作成することは非常に楽しかったのですが、採点する時間が1クラス約2時間は必要だったので、非常に便利です。5クラスで2時間もあれば採点できます。 科学の進歩はすごいですね。ありがとうございます。

 

 さて、「児童生徒一人ひとりに応じた、きめ細かい指導や支援」を大切にしようとして、約20年が経ちました。

  

 この20年間の中で学校教育が、文言は変えながらも、同じことを努力していこうとしてきました。ところが、まったく進歩していないことに気づきます。きれいごとばかり並べて学校現場を理解していないことは明らかだと思います。今の政府同様で、コロナ対策を検討し、新しい方針を打ち出すことなく、同じことを言葉を変えてやり続けているだけです。

 

 「個に応じた指導」に関しては,平成8年の中央教育審議会答申においては,児童生徒の発達段階に即し,ティーム・ティーチング,グループ学習,個別学習など指導方法の一層の改善を図りつつ,その充実を図ることが提言された。また,平成10年の教育課程審議会答申においては,児童生徒の発達段階等を考慮し,学習内容の理解や習熟の程度に応じ,弾力的に学習集団を編成するなどの「個に応じた指導」を一層進める必要があると提言されています。

 

 平成10年からこの「個に応じた指導」がなされているならば、私自身も経験しているはずなんですが、まったく私個人を対象とした授業や指導をされた記憶がありません。

 

 教員という立場になった今、「特別な対応」が必要な生徒には「個に応じた指導」をしていますが、学級や学年の生徒全員に対しての実施は不可能です。

 

 そもそも、学校の授業はいまだに一斉授業が主となっています。そして、そうした授業にメスがなかなか入りません。個に応じることなく、画一的な授業を展開し続けています。

 

一斉授業は私もよくやるのですが、理由は

 

1:成績をつけるため

 各個人に与える課題がばらばらだと、共通した評価をすることができない

 

2:楽するため

 各個人のレベルに合わせた教材を用意することは大変である

 

3:他の教員や学校と同じ授業内容を求められるから

 特別な内容をしたり、教科書の内容とちがう内容を教えると苦情がくる

 

4:個に応じるための時間がないから

 40人学級では1人1分が限界です

 

5:個に応じると差別といわれるから

 特定の生徒に教材を用意したり、手厚い指導をしていると、該当クラス内で差別的な指導をされていると苦情がある

 

 本当に「個に応じた指導」を充実させたいのであれば、学校現場から「成績」「定期考査」「社会の意識」「労働環境」といったものを大きく変化しなければ実現することはできません。

 

理想を語る前に、問題を直視することを放棄しているようでは、学校教育が良くなることなどありません。本当は教育評論家として活動されている方にそういった話をしてほしいのですが、期待できません。マスコミのご機嫌をうかがうような発言しかできない評論家などいりません。教育を本気で考えるなら、今すぐ変化を要求してほしいものです。